2024年1月16日

東京23区!住み心地が良く家賃が安い♪穴場のエリア5選

進学や就職、転勤などをきっかけに東京に引っ越しをする方も増えます。1月はまだ落ち着いているので、今のうちに物件探しを検討されてみてはいかがでしょうか。
東京23区内は家賃が高いイメージがありますが、エリアを選べば、23区内でも安い賃貸物件を見つけることができます。せっかく住むなら、家賃も抑えて治安や交通アクセスが良かったり、買い物や周辺環境も充実していたり、長く住み続けられる街がいいですよね。そんな条件を満たしている、東京23区の穴場のエリアを5選ご紹介いたします。

東京町並

葛飾区 京成金町線 柴又駅

京成電鉄金町線が乗り入れる柴又駅は、押上駅まで乗り換え1回で約17分。柴又駅は京成電鉄金町線のみなので、都心に出るためには最低でも乗り換えが1回は必要になり、アクセスはあまり良くありません。しかし、隣駅の京成高砂駅まで出れば上野方面、東京方面、成田空港方面など都内にも千葉県にもアクセスできるため、勤務地によっては不便さを感じることなく通勤や通学がおこなえるでしょう。
また、映画『男はつらいよ』で知られている柴又駅は、今でも昭和の雰囲気が残る下町情緒あふれる街です。葛飾柴又というと観光地というイメージがある方も多いと思いますが、駅周辺にはスーパーや飲食店がいくつもあるなど、利便性と住みやすさを兼ね備えたエリアでもあります。

駅前にはグルメやお酒を楽しめる飲食店がいくつも並んでいるので、休日はのんびりと食べ歩きを楽しむこともできるでしょう。また、草餅やお煎餅などの和菓子を中心としたお土産物屋も多く、急な来客時のお茶菓子や人と会う時などの手土産にも困りませんね。
柴又はなんと言っても下町ロマンあふれる町並みが魅力で、昔ながらの建物や自然も多く、落ち着いて暮らすことができる場所です。また、ペット可・ペット相談の物件も数多く存在するため、ペットと暮らしたいという方にも嬉しい条件です。
 
 

足立区 東京メトロ千代田線 北綾瀬駅

千代田線が乗り入れる北綾瀬駅は、大手町駅まで約25分、表参道駅まで約39分。北綾瀬駅は始発電車のため座って通勤することも可能です。1回乗り換えれば、池袋駅まで約30分、新宿駅へも約40分でアクセスできます。都内への通勤に便利なベッドタウンとして人気の街となっています。
北綾瀬駅は環七通りに面していて、駅前から住宅街が広がります。駅前にショッピングモールや商店街はありませんが、環七通り沿いにはスーパーや飲食店があり、日常の買い物に困ることはないでしょう。
環七通り沿いは交通量が多いですが、1本路地に入れば閑静な住宅街です。タワーマンションのような背の高い建物はないので、圧迫感がなく見晴らしが良いです。畑が点在していたり、大きい公園もあるので、お散歩をしたりのんびりと過ごしながら暮らせます。商店街や繁華街がないので、落ち着いた雰囲気の街です。

江戸川区 都営新宿線 瑞江駅

都営新宿線が乗り入れる瑞江駅は、新宿駅まで約35分。新宿方面へと向かう場合は始発から2駅目なので、朝のラッシュ時などそこまで混んでいない状態で乗車できます。
子育て環境が充実しているといわれる江戸川区に位置する瑞江駅は、都内主要エリアからはやや離れてはいますが、新宿駅まで乗り換えなしで行き来できアクセスも良好で、主にファミリー向けに都市開発されたベッドタウンとして人気の街の一つです。
瑞江駅周辺には大型ショッピングビル、スーパー、ディスカウントストアなどがあり、ファミリー層が暮らすうえで便利な商業施設が充実したエリアでもあります。駅周辺は開発が進んでいることもあり都会的な雰囲気ですが、少し離れれば豊かな緑が残されており、子どもが遊べる公園もあり、特に若いカップルやファミリーに人気が高いエリアでもあります。
 

練馬区 西武新宿線 上石神井駅

西武新宿線が乗り入れる上石神井駅は、高田馬場駅まで最短約12分、西武新宿駅まで約15分。通勤急行・急行・準急・各駅が停車するので本数も多く便利です。始発駅でもあるため、時間を合わせれば朝のラッシュ時でも座って行くこともできます。
隣駅よりは若干相場も上がりますが、その分急行が止まるので利便性に優れていて都心へのアクセスも便利なので、帰宅時間を短縮したい方にはオススメです。また、駅前も商店街など充実していたり、駅に直結した大型スーパーもあるので日用品などの買い物にとても便利です。駅周辺は商店街もあり賑やかですが、ファミリー層も多く住む街なので、落ち着いた雰囲気の街です。街灯もきちんとあるので、夜も比較的安心です。
そして、練馬区は東京23区内でも屈指の緑豊かなエリアです。駅周辺には石神井公園や善福寺公園をはじめ、大小さまざまな公園が点在しており、都心とは思えないほど豊かな自然に囲まれています。石神井川や善福寺川などの河川も流れており、川沿いを散策しながら自然を満喫できる住み心地のよいエリアとなっています。
また、駅から少し離れると閑静な住宅街もあり、畑も多くのどかな景色が広がります。コインロッカータイプの野菜直売を設置している所もあるので、いつでも新鮮な野菜が買えるのも魅力的ですね。
駅前から乗車できるバスを利用すれば、住みたい街ランキング常に上位の吉祥寺駅へもバス1本で行けちゃいます。
 

板橋区 東武東上線 成増駅

東武東上線が乗り入れる成増駅は、池袋駅まで最短10分。急行も止まり池袋駅まで直通で行けるので、通勤にも便利です。成増駅は1路線しか通っていませんが、徒歩3分ほどの場所に「地下鉄成増駅」があり、有楽町線と副都心線も利用でき実質3路線使えて便利です。
成増駅周辺は、複数の商店街や24時間営業のスーパー、駅直結のショッピングモールがあるので普段の買い物に困ることはありません。スーパーも低価格帯のお店から少し高級志向のお店もあり、食料品の購入には事欠きません。それ以外でも駅前に図書館があり、本好きには嬉しい好立地です。
駅前は便利で栄えていますが、駅から離れると閑静な住宅街で安心して暮らせます。

東京23区と穴場エリアの平均賃料を比較

紹介した穴場エリアの平均家賃を世帯別で一覧表にし、東京23区の平均家賃相場を比較してみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
家賃相場
23区の平均と比較すると、どのエリアも1人暮らし向けだと約2万円前後、2人暮らしだと約6~7万円前後、ファミリー向けだと約7~10万円前後の差があります。
1人暮らし向けの物件を都心部にあたる千代田区や中央区、港区で探そうとすると、いずれも家賃相場は10万円超えが一般的なので、23区で家賃を平均すると9万円台後半になります。一方、今回ご紹介した穴場エリアの平均家賃はそれぞれ6万~7万円前後と、比較的に手頃な家賃相場となっています。
しかし、都心へのアクセスに少し時間がかかる場合もあるので、通勤・通学先によって負担の少ない駅を検討してみてもいいかもしれません。

まとめ

東京23区内で家賃が安い物件を探すなら、今回ご紹介した「葛飾区」「江戸川区」「足立区」「練馬区」「板橋区」は比較的、相場が低いです。家賃が低めな分、都心・副都心からは少し離れているため、通勤時間や乗り換え回数などでストレスにならないかどうか、慎重に判断しましょう。路線が多い駅や、始発駅で朝座って行ける駅などで、家賃相場が安いエリアはいくつかあるので、通勤・通学先に合わせて自分にあった駅を選びましょう。
利便性の高い施設が近いかどうかも、穴場の駅を見つけるためのポイントです。駅前にショッピングモールが近くにあったり、物件や駅の近くにスーパーが複数件あるエリアは日々のお買い物に困りません。自分の趣味に合わせて図書館や温泉スパの近くを選んだり、公園などの自然の多いエリアであればお散歩をしてのんびりできたり、治安も良くライフスタイルに合うエリアに住むと満足度が高くなります。

家賃相場の安いエリアについて知り、通勤や通学などの利便性も踏まえて、候補のエリアを絞ってみてみると、これまであまりなじみがなかった沿線や駅でも、調べてみると魅力的なポイントが見つかるはずです。
また、実際に歩いて街の雰囲気を感じてみるのもおすすめです。まずは気になる街をピックアップしてみてはいかがでしょうか。