2021年2月26日

【必見】理想的な老人ホーム探しとは?特徴や種類をご紹介

家族、または自分自身が歳を重ねていくにつれて介護を必要とし、在宅での介護も難しくなったときに視野に入るのが、老人ホームの利用ではないでしょうか。老人ホームといっても、様々な料金やサービスがあります。ご自身やご家族が利用しようと思った時、戸惑う事がないように、それぞれの施設の特徴を把握できるように、ご紹介していきます。

老人ホームの種類

まず初めにチェックするのは、民間経営の施設か公的施設かという事です。
施設を運営しているのが、民間か公的の違いもありますが、費用面や入居条件などそれぞれ違いがあるので、一緒にみていきましょう!

民間経営とは?どのような施設のことか

社会福祉法人や医療法人などが運営しています。
種類は介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢社向け住宅、グループホームの4つです。一つずつ見ていきましょう。

介護付き有料老人ホーム

人員・設備・運営に関する基準をクリアし、都道府県(または市町村)から指定(認可)を受けた施設となっています。

・専門の介護士が24時間体制で常駐しています。
・食事、洗濯、清掃等の生活支援、排せつや入浴等の身体介護、機能訓練、レクリエーション、サークル活動など全て施設内で受けられます。
・基本的に要介護度が高くても入居できる施設が多いです。
・人員体制やサービス内容、居室や設備のグレード、立地などでホームによって料金が異なります。
・建物の造りやサービス内容はその施設によってさまざまです。

入居金:数十万円~億単位
月額費用:約15万円~約50万円とふり幅が大きくなっています。

住宅型有料老人ホーム

上記の「介護付き」との違いは入居者が要介護となった場合は、訪問介護などの在宅サービス事業所と契約し、そこのスタッフによる介護サービスを利用することが前提となっています。

・安否確認、食事・清掃の提供、緊急時の対応、買い物などの生活援助、レクリエーションの提供などがあります。
・ホームのスタッフが介護サービスを提供することはありません。
・介護度が高くなると介護サービス費を利用した分だけの支払いになり割高になる場合もあります。
・看護師の体制は施設によって様々なので、医療依存度が高くなると退去しなくてはならないこともあります。

入居金:数十万円~数千万単位 
月額費用:約10万~約30万円

サービス付き高齢者向け住宅

要介護・要支援に該当しない元気な高齢者でも入れる介護サービス付きの集合住宅です。

・安否確認・生活相談サービスなど、見守りサービスを提供している施設が多いです。
・施設によっては食事の提供や入浴時の介助などの生活支援サービスを行っている所もあります。
・介護サービスが必要になった時は外部のサービス事業者を利用して生活を続けることができますが、施設によって様々ですので、どのようなサービスが利用できるのか、事前に事業者から説明を聞いておくことが大切です。

入居金:30万円前後
月額費用:20万円前後

グループホーム

施設のある市町村に住民票があり、認知症の高齢者で5~9名での共同生活を提供する施設です。こちらの施設の特徴は認知症の進行を遅らせるという目的から、食事の支度や清掃といった家事全般を基本的に入居者同士が力を合わせておこないます。家事仕事などは脳の活性化につながるため、入居者同士でコミュニケーションをとりながら生活します。認知症を熟知した介護スタッフがケアを行ってくれるので、ご本人も家族も安心して生活できますね。

入居金:数十万円~数千万単位 
月額費用:約10万~約30万円

居室の大きさなどの施設の設備や地域などによって費用が左右されることが多く、一般的には都市部の方が高いと言われています。

公的施設にはどんな種類の施設があるか

運営費が税金でまかなわれている公的施設なので、経済的な負担が比較的小さいのが特徴です。
ケアハウス、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の4つの施設が該当します。どういった違いがあるのか、見ていきましょう!

ケアハウス

身寄りがない、または家庭環境や経済状況などの理由により家族との同居が困難な高齢者が、自治体の助成を受けて有料老人ホームよりも比較的低い費用で利用できます。全国的に数が少ないために人気が集中し、すぐに入居できず、入居待ちの時間が発生してしまう場合が多いようです。一般型と介護型があり、提供されるサービスや費用が違います。

<一般型>
・食事・掃除・洗濯の世話といった生活援助をしています。
入居金:約30万円前後
月額費用:10万円前後

<介護型>
・入浴や食事の介護のほか、機能訓練や医療ケアをしています。
入居金:約10万円~約100万円単位 
月額費用:20万円前後

特別養護老人ホーム

要介護3以上が入居条件で、比較的重度の要介護状態か認知症を患っている人が優先的に入居を認められます。入居費用が介護保険でまかなえるので費用が安く非常に人気が高い施設なので、入居待ちの人数が多く、施設によっては数年待機することもあります。

入居金:なし
月額費用:10万円前後

介護老人保健施設

交通事故にあった高齢者や長期入院明けの高齢者が普段の生活に戻るための機能訓練をおこなう福祉施設です。理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などの専門職によるリハビリを受けられることが一番の特徴です。しかし、長期入居を目的とされていないため、原則3カ月の入居となります。

入居金:なし
月額費用:10万円前後

介護療養型医療施設

2018年に創設された比較的に新しいタイプの施設です。医療ケアが必要な方に特化していて、医師や看護師はもちろん、薬剤師や栄養士などの配置が義務付けられています。たん吸引などの医療設備も充実しています。しかし、完全個室ではなく、パーテーションなどで分割されている場合も多いため、プライバシーの確保には注意が必要です。

入居金:なし
月額費用:10万円前後

まとめ

老人ホームについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
一言に老人ホームと言っても、たくさんありすぎてわかりませんよね。公的施設は身体の状態や、経済的な面を考慮した施設体系になっています。待機期間が長いですが、費用が安いので人気があります。民間経営の有料老人ホームは費用が高めですが、立地やサービスが充実しています。介護度が高くなると介護サービス費を利用した分だけの支払いになり割高になります。どちらを選択するにしても、長期間の入居になるため、費用面・サービス面等をよく考慮して、ご家族やケアマネージャーと相談が必要です。
なお、ヤマダ不動産では、老人ホーム探しもお手伝いさせて頂きます。是非、ご連絡ください。お待ちしております。

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