1月も半ばとなり寒い日々が続きますね。時々暖かな日差しが感じられると、春が待ち遠しくなります。
そんな待ち遠しい春に向けて就職や転職そして進学など新しい生活が始まる予定の方も多いかと思います。
就職や転職などで引越すことが決まり、新しい賃貸物件を探し契約することに気を取られがちですが、退去する場合も手続きが必要となっていきます。退去手続きをうっかり忘れてしまうなんてないように、今回、賃貸住宅の解約・退去、損をしないタイミングについてご紹介します♪
退去しようと思った日から引越し日までの流れ
今すぐ次の物件へ引越しをしたいと思ってもすぐにはできません。期限が決められている手続きや敷金の清算などのさまざまな手続きがあります。退去するにはどうすればいい?何をしたらいい?初めての方も久しぶりの方も一緒に退去の流れをみていきましょう♪
退去の通知
退去しようと思ったらまず、入居時に取りかわした契約書を確認しましょう。契約書に退去通知の時期と方法について記載されていますので、そちらに目を通してください。通常は「1カ月前」とされている場合が多く、「引越します」と伝えてから1カ月間は家賃を支払わなければいけません。なかには「3カ月前」となっている物件もあるので要注意です!
引越し日の連絡
引越し日が決まったら、不動産会社または、大家さんへの連絡を忘れずにしておきましょう。通知の方法も、電話のみでいいのか書面の提出が必要なのかを契約書にて確認しておきましょう。また、引越し日が決まると色々な変更手続きや退去準備も必要となってきます。
ライフライン関連に連絡をする
電気・ガス・水道会社に連絡して転居手続きをしましょう。その他、電話・新聞など契約している場合も忘れず清算しておきましょう。
ゴミ処理
不要な家具の処分方法についても確認が必要です。自治体によっては引越しゴミは有料・無料などあります。現在住んでいる自治体のホームページなどで必ず確認して下さいね。
市役所での手続き
違う市区町村に引越す場合は「転出届」の提出が必要になります。役所に用意されている「住民異動届書」に必要事項を記載して窓口に提出しましょう。なお、同じ市区町村内に引越す場合は「転居届」になります。こちらは引越し後に受理されるものですので、忘れずに手続きして下さい。
退去の立会い
部屋を明け渡す前に、管理会社と室内のキズや汚れ等のチェックを行うことを退去の立会いといいます。部屋に荷物のない状態で行うので、立会日までに荷物を運び終えておくようにしましょう。もし、立会日にまだ荷物がある状態だと、傷や汚れの確認ができません。また、スムーズな引越しをするには、引越し業者に荷物を持っていってもらった後のその日のうちに立会いをすると、引越しに伴う事柄が1日で終わることができます。
鍵の返却
立会いの時に鍵の原本と、コピーをもらっている場合は不動産会社に忘れずに返却しましょう。もし鍵のコピーを返却していないことが発覚すると、防犯上鍵本体の交換費用を求められることがあります。
敷金精算
立会い後しばらくすると、敷金精算の見積書の連絡がきます。内容を確認そしてサインして書類を返送後、敷金の全額または敷金の残金が指定した口座に振り込まれます。
以上で退去の手続きが終了となり、賃貸住宅の解約となります。
退去通知のタイミングはいつしたらいいの?
まず、契約終了月の家賃の清算方法が、日割りか月割りなのか、契約書で確認しましょう。例えば、月割りだと1/15に解約しても、1/1~1/31までの家賃がかかってきます。日割りの場合だと、1/15に解約したら1/1~1/15までの支払いだけで済みます。月初めに引越すと丸々1ヶ月分家賃を支払わなければならなくなることもあるため、月割りの場合は月末の引越しがおすすめです。
また、旧居の退去予告から退去までの間に、新居の契約をしなければいけません。月途中での引越しの場合、新居の家賃は日割り計算されて請求されるケースが多いようです。新居への引越しが早すぎると、旧居と新居の家賃を二重で支払う日数が多くなり、それだけ費用もかかってしまいます。無駄な家賃が発生しないように、少し工夫が必要ですね!
不必要な退去費用で、損をしないために
退去時の立会いで敷金の返金額が違ってくるので、後々トラブルにならないためにもしっかりと確認しておきましょう。本来、敷金は故意で壊してしまった箇所を除けば退去時に貸主に返還されることになっています。しかし、敷金が返ってこないどころか、追加で請求されたというケースも少なくありません。入居前にすでキズや汚れがあった場合、退去時の証拠になるように、入居したらキズや汚れがあるところの写真を撮っておくと、立会人に証拠として見せることができるのでオススメです。また、退去立会いの時にお部屋の印象が良くなるように綺麗に掃除をしておくのもいいですよ!
最後に
賃貸住宅の退去手続きについて紹介しましたがいかがでしたか。
引越し時は何かと費用がかかるものですよね。少しでも不必要な費用を減らすために、新居と旧居の家賃が二重にならないようタイミングよく解約と契約ができるようにしたいものです。さらに退去時の敷金の精算額で損をしないよう住み方の工夫をするなどして無駄な費用を抑えていきたいですね!