2020年5月19日

効率よく換気するコツをご紹介します。

新型コロナウイルスの影響による非常事態宣言が4月に発令され、今月に入って全国的に解除されつつあります。
通常生活に戻って気の緩みから、いつ第2波、第3波がくるかわかりません。
そうならないためにも「三密」を避け、適切な換気を行って、コロナウイルスに罹患しないようにしましょう!
今回、効率よく換気するために窓や換気扇などを利用したコツをご紹介します。もう既にご存知の方も今一度、確認のため参考にしてみてくださいね!

部屋の換気するメリット・デメリット

換気するメリットとデメリットを知って、有意義に換気しましょう!

メリット

有害なウイルス・ガスを排出させる
人間が呼吸をすると“二酸化炭素”を吐き出します。部屋の中にたまりすぎると、めまいや頭痛、眠気の原因、そしてウイルスに罹患する可能性が高くなります。

ハウスダストを除去
“ハウスダスト”は、部屋の中に舞っているチリのことですが、アレルギー物質が含まれていることがあります。

カビや微生物の発生を防ぐ
部屋の中にいるかもしれないカビやダニ。これらは湿気やどんよりした空気を好み、換気をしないとどんどん増えていってしまいます。

窓の結露を防ぎます
食事の支度の時に火を使ったり、ストーブやエアコンなどの暖房器具を使ったりすると、部屋は暖かくなり、湿気も発生します。
そして、冬場の寒い外の空気と部屋の暖かい空気の温度差により、窓に水がつく“結露”が発生します。そのままにしておくと窓やカーテンにカビがたくさん発生してしまうかもしれません。

シックハウス症候群を防ぐ
シックハウス症候群は建材などに含まれる化学物質が、空気中に揮発することで引き起こされる症状です。目がチカチカしたり、喉が痛くなったりします。

デメリット

換気をする際に窓を開けて換気してしまうと、せっかく快適温度なのに夏場は暑い空気を、冬場は冷たい空気を入れてしまいます。
大通りに面している部屋だと騒音が気になる。
防犯面でも注意が必要。

換気効率をアップさせるコツ

コツその1

空気の通り道を作ってあげることが大切です!
換気というと部屋の1ヶ所の窓だけ開ける方が非常に多いです。
もちろんこの方法も無対策よりかは一定の効果を見込むがことができますが、効果的な換気という点では不十分です。
理想的な空気の流れを作るには、換気する窓の位置は部屋の対角線上にすることで、空気が流れる入口と出口をつくることで風の通り道ができます。
また、窓が1ケ所しかない部屋やワンルームの場合、排気口である換気扇を利用するのもおすすめです。換気扇を回しながら、換気扇から離れた窓を開けることでも空気の流れが生まれます。
さらに、空気が流れにくい場所は扇風機、サーキュレーターを利用すると、新鮮な空気を取り込みやすいです!

コツその2

窓を開けて換気するときの時間と回数の目安は、1時間に5~10分程度と言われています。
ただし、窓や部屋の大きさや、室内に浮遊している汚染物質の種類によって外に出るスピードは異なるため、どの程度の換気であれば確実に感染症リスクが抑えられるのか、換気の効果について一概にはいえません。
2時間で1回10分の換気をするよりも、1時間に5分の換気を2回する方が換気の効果は高くなります。

コツその3

より効率的に換気をするためには、家具と壁の間などに隙間を設けておくこと。
隙間があることで、風が通りやすくなるほか、カビや微生物などの発生を防ぐこともできます。

換気するときの注意点

デメリットの所でも触れましたが、夜間での換気や女性一人暮らしの方の換気は十分に気をつけてくださいね。

最後に

換気についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?
間もなく、ジメジメとした梅雨がやってきます。
エアコン、扇風機などを利用して、自分に合った方法で定期的に正しい換気を行ない、日々健康的に過ごしてみてはいかがでしょうか?
換気は、快適な室内環境には欠かせません。人の体や気分を変えてくれるだけでなく、カビなどによる建物の劣化も防いでくれるので、こまめに行っていきましょう!