家に可愛いペットがいるだけで、忙しい毎日のくらしも癒されますよね。
ペットも大切な家族の一員。飼い主とペットがうまく一緒に暮らしていける、ペット可物件の上手な探し方を紹介します!
上手な探し方
ペット可物件は、賃貸物件では非常に数が少なく、理想的な条件で探すとほとんど物件がありません。
ある程度、希望条件に優先順位をつけて探したほうがいいでしょう。
ペット可物件の特徴
・築年数が古い物件が多い。
・駅から少し離れた物件。
・入居者を募るために、「ペット相談」とする大家さんが多い。
・中型~大型犬は飼えないことが多い。
・多頭飼いできるお部屋はほとんど無い。
物件はペットを優先して選んで
ペットの種類によって、住みやすいお部屋かどうかは違います。
大切なペットのために、大きさや環境を考慮して探してみて下さいね。
犬の場合
窮屈にならないサイズのケージを置ける
公園やドッグランがあり散歩できる
猫の場合
人と猫の居住空間を分けられる
日当たりが良く、日向ぼっこできる
爬虫類
風通しが良く、湿気が溜まらない
もぐりこめそうな隙間が少ない
ペット可物件の家賃
毎月の家賃は増額されるケースは少ないものの、初期費用が割高になっています。
退去時に消臭作業などのクリーニングをしなければならないので、その分クリーニング代が高くなり、先に預けておく敷金が高くなります。
敷金は家賃3カ月分が相場。通常より、1~2カ月分多めに支払うのが一般的です。
ペットとの上手な暮らし方
ペット可物件に限らず、賃貸・分譲住宅で隣人とのトラブルで最も多いのは騒音問題です。
ワンちゃんが吠えるとそれは騒音になります。毎日散歩をして、お昼寝ができるようにしてあげましょう。無駄に吠えることも少なくなります。
また、フローリングで走りまわるのも、階下の人とトラブルのもと。
床に遮音性の高いマットや絨毯を敷いておくと安心です。むしろペットからすれば滑りやすいフローリングよりも歩きやすくなります。
ネコちゃんの場合は、爪とぎ傷を付けないようにする保護シートも貼ったほうがいいでしょう。退去時にはがせるような、賃貸住宅でも使えるタイプもあります。
キャットタワーを置いて十分に運動できるようにしてあげのもいいですね。
トラブルなく暮らすための注意点
ペット可物件といっても、入居者の全員が飼っているとは限りません。
中にはアレルギー持ちの方や、生き物が苦手の方もいるかもしれません。
トラブルなく暮らしていくために気をつけるべき事を紹介します。
周辺の住人にきちんと挨拶する
大家さんはもちろん、最低でも上下左右のお部屋の住人に引っ越しの挨拶をしておきましょう。
共用部分でペットを自由にさせない
共用部分では抱き上げる、リードをできる限り短く持つ、人が少ない時間帯に散歩をずらすなどしましょう。
フンの処理は自治体によって違う
犬や猫のフンはトイレに流してはいけません。水に溶けにくいのでトイレに流すと水詰まりの原因になります。
燃えるゴミなのか、生ごみで出すのかなど各自治体に確認してみて下さい。
契約前に細かく確認しておくべき事
契約時に渡される重要事項説明書に、ペットの種類や頭数などについて書かれているか。
ペットによる傷やニオイで、退去時に修繕費用が発生した場合、敷金の中でまかなえるかどうかなど。
ペットの抜け毛で排水口が詰まった場合はどちらが修理費用を負担するかなども聞いておきましょう。
上記のことがもし記載されてないのであれば、別紙でもいいので書いてもらうようにしましょう。
口約束はトラブルの元です。知らなかった、説明なかったでは後でお互いに嫌な思いをしてしまう可能性があります。
まとめ
理想的なペット可物件はなかなか見つけにくいのが現状です。
可愛いペットのためにも、条件を整理して飼い主さんにもペットにも安心して暮らせる住居を見つけて下さいね。
飼えなくなったので、ペットとお別れするなんて、かわいそうな事は絶対に避けましょう!
なお、2018年10月にペット可賃貸の原状回復ってどこまで負担すればいいの?を掲載しております。合わせてご参照下さい。