2020年3月11日

毎月の家賃の予算はどのくらい?

だんだんと温かくなってきましたね。
春は就職や進学などで引越しされる方も多いのではないでしょうか?
就職で親元を離れ、自分の収入で一人暮らしを考えている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回ご紹介したいのは、毎月の家賃の予算についてです。
初めて賃貸物件に住むことを考えている方、もう既に住んでいる方にも是非、参考にして頂ければと思います。

収入から払える理想の家賃

家賃の目安は手取りの20%~30%くらい

一般的によく言われるのが「家賃の目安は、手取りの30%程度」といわれています。
30%程度と言われても、地域差や会社からの家賃補助等、収入のしくみなどの事情が違うと、家賃の上限金額は
異なってきます。
また、都心部では手取りの30%では、なかなか理想的な物件が見つけられないこともあるかもしれません。

収入と手取り

世間で言われるよく言われる「年収」と「手取り」
ここで、収入と手取りの違いについてはっきりさせておきましょう。

<収入>
会社から支払われる毎月の給与や各種手当、ボーナスなどのことで、それらの一年間の合算を年収と呼びます。

<手取り>
給与から、厚生年金保険料や健康保険料、雇用保険料、所得税の源泉徴収額、住民税などを控除したもの(天引きされたもの)を言います。
一般的に手取りは、総支給金額の75~85%になるといわれています。
ただし、収入が多くなれば控除額も上がっていきますし、扶養家族の有無によっても違ってきます。

<月収の額面・手取り・想定年収から家賃目安30%を計算してみました>
※控除額は0.8で計算しています。

月収の額面手取り/月 家賃の目安 想定年収 
20万円 16万円4.8万円300万円
24万円 19.2万円5.7万円400万円
28万円22.4万円6.7万円500万円
30万円24万円7.2万円600万円

生活費のことも考えて

家賃を支払ったら生活費はギリギリ、、なんてちょっと困りますよね。ファッションや友達との付き合い、趣味なども我慢しないといけなくなります。
光熱費や食費など、ほかの費用も込みで考えて「ちょうどよいか、多すぎるか、もっと高くてもよいか」を考えてみましょう。

生活していくのに必要な毎月の固定費リスト

<一人暮らしの1か月の生活費>

食費(外食費も含む)25.000円
光熱費(電気・ガス・水道)12.000円
スマホ等インターネットの利用料10.000円
日用品8.000円
ファッション等衣類代10.000円
交際費・娯楽費20.000円
年金や健康保険料8.000円
貯金 10.000円
合計103.000円

暮らしぶりによって違いますが、一人暮らしの方の毎月の固定費はだいたい11万円前後。
毎月の固定費をキープできれば手取り16万円の30% 家賃4万8000円でも暮らせていけそうですね。

家賃の目安の注意点

・家賃の中には管理費や駐車場も含めることを忘れないでいましょう。
・毎月の固定費は必ず支払わなければならない決まった費用です。オーバーしないようにしましょう。
・数年後も無理なく支払えるかどうかなど、ある程度の見通しを立てておきましょう。

最後に

今回は毎月の家賃の目安についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
家賃は一律に30%と考えるよりは、手取りに合わせて金額をもっと下げて25%ぐらいに調整を行うのが現実的かもしれません。
生活費も含めて、この家賃で生活することに無理がないか、きちんと考えることが重要です!
生活費の中で余った分は貯金しておくと、今後必要となった時に安心ですよ。